fbmail ver.0.91 2002.2.9 fbmailは差出人、宛先、件名、本文などを書いたXMLファイルを受け取って、 メールを送信します。 別途sendmail、postfix、qmailなどのMTA(Mail Transfer Agent)が必要です。 fbmailはコマンドラインから起動します。 バッチファイルなど、他のプログラムから呼ばれてメールの送信を受け持つ用途を想定しています。 どうしてもWindows環境から定期的に一括して複数の宛先にメールを送らないといけないことがあって作りました。 フリーで公開されているものをいくつか試したのですが、高機能でオプションなども複雑でちょっとめげました。 UNIXライクな環境で完結できるとラクでいいのですが。 日本語の件名のエンコード、添付ファイルにも対応しています。 これはIndy(http://www.nevrona.com/Indy/)の機能をそのまま使っているのでIndyが偉い。 XMLの定義ファイルはUTF-8、EUC-JP、Shift_JIS、iso-2022-jpで書くことができます。 最終的に送信する前にiso-2022-jpに変換します。 XMLの定義ファイルについてはこの配布物に含まれているDTDを参照してください。 また最新のfbmail定義ファイルのDTDは、http://www.fabrice.co.jp/dtd/ で参照できるようになっています。 動作環境 ・WindowsNT 4.0 Server sp5(開発ターゲット。大量送信に関しては一番よくテストされています。) ・WindowsNT4.0 Workstation sp5(開発環境。一番よくテストされています) ・Windows2000 Professional sp2(ちょっとだけテストされています) ※Windows95、98などでも動作すると思いますが、確認していません。 使い方 fbmail.exe [-D,--DEBUG] [-C, --CHECK | -H, --HTML-CHECK] mail.xml 1.オプションなしで実行するとmail.xmlの設定にそってメールを送信します。 ちょっとしたメッセージを標準出力に表示します。繋がったとか切ったとか。 2. -Dあるいは--DEBUGを設定したときは標準出力にSMTPのレスポンスメッセージを表示します。 3. -Cあるいは--CHECKを設定したときは実際にはメールを送信しないで、 mail.xmlをどのように解釈したのかを標準出力に表示します。 メール送信前のチェックに利用するといいでしょう。 4. -Hあるいは--HTML-CHECKを設定したときは実際にはメールを送信しないで、 mail.xmlをどのように解釈したのかをHTMLで標準出力に表示します。 メール送信前のチェックに利用するといいでしょう。 -Hのほうが-Cよりは少しはわかりやすいはずです。 ※オプションは大文字小文字の区別をしません。 fbmailはフリーウエアです。自由にご利用ください。でも、広告(迷惑)メールの一斉送信なんかに使わないように。 当然ですが、fbmailを使用して生じたいかなる障害に対しても有限会社 ファブリスは責任を負いません。 有限会社 ファブリス E-Mail:inq@fabrice.co.jp WEB : http://www.fabrice.co.jp/ 履歴 2002.2.9 ver.0.91 ・filename属性で添付ファイルのパスとは別に、ファイル名として表示する名前を設定できるようにした。 ・HTMLでチェックした結果を出力するオプションを追加した。-Cがとってもわかりにくくなったので。